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Vol.1 生地について


まずはウェアに使われている生地について簡単に説明して行こうと思います。

まず当ホームページにて紹介しているのは3レイヤー素材というものです。
一般 的に2レイヤー、3レイヤーと呼ばれる素材が有ります。
レイヤーとは何かというと、まず2レイヤーは一番外側にナイロン素材、その裏側にラバーのコーティングもしくは
フィルムを張り合わせて2層になったものです。3レイヤーは一番外側にナイロン素材、真ん中にフィルム、内側に
トリコットの3つをサンドウィッチ状に3層にしたものです。
それぞれこれで1枚の素材になります。

この2つの違いはと言うと、簡単には耐水圧の限界の違いです。2レイヤー素材は高くても8,000mmぐらい、
3レイヤー素材は最高で60,000mm以上とされています。

この数値をみても分かるように、3レイヤー素材の方が圧倒的に防水性に優れていると思います。

この数字の解釈のしかたはまた次回説明したいと思います。

生地の話しに戻りますが、先程でたラバー、フィルム、トリコットについて説明します。

2レイヤーに使われるラバーとは、一般的にPUと呼ばれる物です。全ての2レイヤーがPUとは限りません。他の素材もありますが、ここではごく一般的な物の1つとしてPUを上げています。

これは分かりやすく言うと、ナイロン素材の裏側にペンキの様な状態のPUを塗ってコーティングしているものです。これには無数の穴が開いていて、この穴は水の分子より小さい穴で水蒸気(汗)だけを通 します。これによって防水しているわけです。
この穴の数、大きさによって耐水圧、浸透性の数値が変わります。

次にフィルムです。フィルムには2つの種類があります。多孔質と無孔質の2種類です。

まず多孔質は無数の穴が開いたもので、さっきの仕組みと同じで穴は水の分子より小さく水蒸気(汗)と熱だけを通 します。ただラバーと違うのはこの穴が均等で緻密に構成されているという事です。
そして無孔質は穴が全く開いていない物です。
穴が開いていないので水は全く通しません。では、どうやって水蒸気(汗)や熱を通 しているかというと、このフィルムには熱や水蒸気(汗)を吸収して外に出す性質を持った成分が含まれているのです。これによって成り立っているのです。

さらに無孔質のフィルムは伸縮性のあるものも有ります。これはよくストレッチ素材と組み合わされます。

このフィルムの部分をゴアテックスメンブレンとか呼びます。他にもいろんなものが有りますが代表的なものとして、なので俗に言うゴアテックスとはこのフィルムの事でアウターのナイロンのことではありません。知っている人もいると思いますがここで改めて認識して下さい。

次にトリコットです。トリコットとは簡単に言うと、起毛した細かいメッシュです。

これは3レイヤーのラミネートしたフィルムの保護の為に付いています。3レイヤー素材のジャケットの裏側でシームテープが貼って合ってむきだしのもののグレーの部分がトリコットです。この色はグレ−以外にもブラック、水色などがありメーカーによって異なります。それによって違いはありません。

とまあ、こんな感じでおおまかに説明してみました。本当はもっとあるのですが細かくなりすぎるし、わかりにくくなるので、今回はわかりやすく簡単にまとめました。

これで2レイヤーと3レイヤーの違いを簡単にわかってもらえたと思いますが、やはり構造上の問題で3レイヤー素材のものは基本的に値段が高いです。でも性能、機能を考えたら納得してもらえると思います。

次回は、防水性と撥水性の違いと耐水圧、透湿性について書こうと思います。それではまた。



Vol.2 防水と撥水ついて
それでは前回言っていた、撥水性と防水性について簡単に説明したいと思います。

まず、撥水性とは水をはじくという事、防水性とは水を防ぐという意味です。

なのでこの2つは役割が違います。撥水性は生地の表面に撥水コーティングをして水をはじきます。
そこではじききれなかった水を、生地の裏にした防水加工のフィルム、ラバーで防ぐのが防水性はなる訳です。
ここで大きく違うのは、撥水性能は摩擦や汚れによってどんどん劣化していきます。新品から着れば着るほど悪くなります。

ただ、撥水性が落ちてきても防水性能が高ければ、ウェアの中までしみることはありません。
よく勘違いされるのは、撥水性能が落ちて生地の表面が濡れてしまうと生地が濡れたと思う事です。
防水性能がしっかりしていれば中まで濡れる事はありません。
あともう1つ間違いやすいのが結露です。結露とは冬場に窓とかに水滴がつきますよね、あれの事です。
あれと同じ事がウェア内で発生するのです。これがおこるとウェアの外からは雪、水が入っていないのに
ウェアの中が湿ったり濡れたような感じになるのです。

これは、透湿性が高いウェアだとおこりにくいのです。そこで、耐水圧と透湿性の話に続きます。
耐水圧とは防水性がどのくらいあるかという単位の表し方です。
これも計測方法がいろいろあるのでこれだとは言い切れませんが、
簡単に言うと例えば、耐水圧20000mmとは直径10cm、高さが20mの円柱の底に、
この生地を付けて円柱の中にいっぱいまでの水を入れ生地がその水圧に耐え、水が漏れない物の事です。
5000mmだと5m、2000mmだと2mと言う事になります。これでだいたい耐水圧の目安が付けやすくなったと思います。

次に透湿性ですが、これは前回のコラムで言っていた汗や熱、水蒸気のぬける性能のことです。
透湿性8000g/・/24hというのは、1平米の面積で24時間に8リットルの水分がぬ けると言う事です。
なのでこの数字が高ければ高い程ぬけが良いのです。ぬけが良いと先程の結露の発生をより防ぐ事ができ
悪いとウェアの中に水分が残り快適さがなくなるという事です。

どうでしょうか?
ほんと大まかに説明しているのであれですけども、こんな事も理解して頂くとユニフォーム選びにも
役に立つのでは、 という感じです。


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